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サスティナブルワリーを目指し
サーキュラーエコノミーに挑戦

ビールの醸造過程で出る大量のモルトかすや濃度の高い廃液などの廃棄物問題は、ブルワリー共通の悩みです。ゼロ・ウェイストを追求する私たちにとって、この問題は避けては通れない課題であり、排出する廃棄物を無駄にすることなく有効利用できないかと模索し続けた結果、一つの手法に辿り着きました。
それが資源循環システム「reRise(リライズ)」です。

RISE & WINでは、ビールの製造過程で排出される副産物(モルトかす)をごみにせず、微生物分解で液肥化し、自社農場で使用。そこで栽培した麦を使い新たにビールを醸造します。サーキュラーエコノミーを実現するこの資源循環の仕組みが「reRise」です。液肥は農業をはじめ、酪農、畜産など様々な生産現場での活用が可能で、今まで産廃として焼却処分されていたものを資源循環して有効活用することができます。RISE & WINはこの仕組みを導入し、2021年サステナブルワリーの第一歩を踏み出しました。

小さな町で始まった、
小さな循環の世界

一回の仕込みから出てくる1t近くのモルトかすや濃度の高い廃液などは、24時間以内に液体肥料となり、上勝町内の農場でビールの原料である麦や、その他の作物の栽培に活用しています。自分たちの醸造所から出た廃棄物を液肥にして麦の栽培を行い、ビールを作る。私たちが目指していたサーキュラーエコノミーの実現が、ようやく一歩前進しました。

この液肥は乳酸菌とアミノ酸を豊富に含んでおり、病気や害虫にも強く、苦味の少ない甘みのある作物を育てることができます。現在、町内で農作物を育てる生産者の間でもこの循環液肥を使った農業が拡がっており、「野菜が美味しくなった」「害虫がいなくなった」と評判の声を聞くようになりました。今後はこの液肥の特性を活かした農業にもチャレンジする予定で、自社レストランで使用する野菜はもちろんの事、ビールに欠かせないホップをはじめ、コーヒーやカカオなど上勝町では栽培が難しいとされる作物の栽培を計画しています。