ゼロ・ウェイスト

日本ではじめてゼロ・ウェイスト宣言を行った徳島県上勝町に拠点を構えるブルワリー「RISE & WIN Brewing Co. (ライズアンドウィン ブルーイングカンパニー 以下、RISE & WIN)」は、長野県に拠点を構える硝子工房「STUDIO PREPA(スタジオプレパ)」と協力し、使い終わったKAMIKATZビールの空瓶を、新たな器に再生するプロジェクトを開始しました。

上勝町は、2003 年よりごみの再利用・再資源化に力を入れ、現在では日本屈指のリサイクル率80%以上を実現するに至りました。RISE & WINは、この町だからできるビールを目指し、これまでもサステナブルな生産、流通、販売のあり方を模索し、「リデュース・リユース・リサイクル」に取り組みながら、ビール造りを続けてきました。

近年は、ビール醸造の過程でできる麦芽かすなどの廃棄物を微生物分解で液肥化し、それを使って栽培した麦で新たにビールを作る、資源循環型の農業やビール醸造にも取り組んでいます。
このような、ごみに新たな価値を生み出すポジティブな資源循環の仕組みを、再起・再興といった意味も込めて「reRise(リライズ)」と呼んでいます。

そうしたreRise活動の一貫として、容器包装に対する新たな取組として「ビール瓶」を新たな器として再生するプロジェクトを始めました。

RISE & WIN では年間に約80klのビールを製造しており、そのうち硝子瓶を使った製品はおよそ10 万本ほどになります。
一般的には空瓶は各自治体のルールに従って回収されると、色ごとに分別されカレットという破砕された状態で、再び硝子原料にするほか、路盤材や断熱材、道路の舗装材などに使用されます。
上勝町ではごみを資源として扱い、自分が捨てたごみがどこへ行くのか?という事を知る機会がありますが、多くの消費者はごみの行方について意識することが少ないのが現状です。
そこで、硝子という素材に向き合い、限りある資源を無駄にすることなく循環するものづくりを大切にしているSTUDIO PREPAの協力の下、使い終わった自社のビール瓶を回収して、炉で溶かし、グラス、ボウル、プレート、花瓶、ランプシェード…など、暮らしを彩る様々な作品を制作しました。

役目を終えた空瓶を、STUDIO PREPAの高い技術と感性によってクリエイティブな作品へと再生する事で、元々ごみだった物に対して、自ら楽しんで大切に使おうというポジティブな感情や、お気に入りのものを使うだけで地球環境にちょっと良いことにつながるような、新たな価値が生まれます。

これらの作品はRISE & WIN上勝店内にて使用しているほか、展示販売も行っています。
同じビール瓶からできた作品でも、ひとつひとつ違った美しい色彩や表情を見ることができます。
この機会にぜひご覧ください。

KAMIKATZ ビールの空瓶を上勝店にて回収しております。
瓶の中を洗浄してお持ち寄りください。
(必須ではありませんが、ラベルを剥がした状態ですと助かります。)

森林シリーズ ベースボトル(中)¥31,800 (税込み)
森林シリーズ ベースボトル(大)¥56,900 (税込み)

森林シリーズ シリンダー(小) ¥22,800 (税込み)
森林シリーズ シリンダー(大) ¥34,200 (税込み)

STUDIO PREPAでは、どんぐりから発芽させた樹を庭に植えて森を作っています。冬の暖房の為に今年は2本、薪にしました。割る時に出るあまりにもカッコいい樹皮を集めておいて型を作り、そこへガラスを吹き込みます。型は1度で燃えてしまうので全て異なる木の表情になっています。
パブグラス ¥7,500(税込み)

パブグラス ¥5,700(税込み)

ドリッププレート ¥15,000(税込み)

オーバルボウル ¥7,600(税込み)

長野県に拠点を構えるスタジオプレパは平勝久氏・平瑞穂氏の2人で営む吹きガラス工房。確かな技術と細やかな感覚で、デザインから製作まで、全ての行程を自らの手で行う。 工房レベルで製作するということは、器、或はガラスとしておもい描いた、あらゆるディテールを仕上げるため。器はどれも至ってシンプルで、物の形(機能)や素材感を素直に表している。
http://prepa.jp/


日本ではじめてゼロ・ウェイスト宣言を行った、徳島県上勝町(※)に拠点を構えるブルワリー。
美味しいクラフトビールを仲間とカジュアルに楽しむ、ただそれだけで上勝の美しい環境を守り、社会課題を知る小さなきっかけとなる。RISE & WINはそんな心地良い循環を目指し、ビールを「ゼロ・ウェイスト活動を自分事化するための手段」と捉え、上勝の暮らしや体験に根ざした魅力を発信しています。

RISE & WINでは、ビールの製造過程で排出される副産物(モルトかす)をごみにせず微生物分解で液肥化し、その肥料を使って栽培した麦で新たにビールを醸造しています。

このようなポジティブな資源循環の仕組み作り(=“reRise”)に積極的に取り組み、これまでの経済活動により失われた環境資源の回復と、創造的な体験価値や文化活動を融合させることで、地球をより良くするソーシャルアクションを起こしていくことを目指しています。

“JUST DRINK KAMIKATZ BEER” 
美味しいビールを楽しむだけで 「環境にちょっと良いコト」に繋がっている

※上勝町は2003年よりごみの再利用・再資源化に力を入れ、現在では日本屈指のリサイクル率80%以上を実現するに至りました。

HP:https://www.kamikatz.jp/
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